文字を書くこと

 昔から、字を書くのがヘタだった。
社会人になってから学生時代より、字を書く機会が随分と減た。それは、よく言われるように、パソコンの普及が大きいが、パソコンを使った仕事に就いたこともさらに大きな要因だろう。

 最近、改めて「きちんとした字を書くにはどうすればいいのだろうか?」ということを考えてきた。そして、現段階でたどり着いたことは、以下のようなことだった。

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 ◇ 鉛筆(ペン)の握り方が適切である。鉛筆と適切な関係を作る。

 ◇ 文字を書くときに、力をいれるべきポイントが適切である。
   それは手首より先だけではなく、おそらく体全体の力が連動して、
   適切に鉛筆を動かせる、ということ。つまり姿勢が大切である。

 ◇ 一文字一文字の形を適切に書ける。適切な形を知っている。

 ◇ 文字と文字の間、文字の関係が適切である。

 ◇ 一列、一行として文字を連ねている全体が適切に作れる。全体が見えている。
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 こういう事に考えが至ると、どうにも「囲碁と同じじゃないか・・・」と思ってしまう。

 結局、人間が何かしらを適切に行おうとするとき、人間の持つ能力を最大限に引き出すために、文字を書くのであれ、囲碁を打つのであれ、どんな活動をする場合にも通ずる「人が持つべき意図」が見つかるような気がした。

 「多芸は無芸」といわれるが、その中から何かしらの意図を発見できれば「大器晩成」ということもあるんじゃないだろうか。
 
 
追伸:NHK教育テレビの教育バラエティ番組で『テストの花道』というものがある。「テスト」とか「テスト対策」という言葉が嫌いな自分は、もう、そういう番組は避けておきたい。しかし、番組の最初に映し出される『人は「考え方」を手に入れたとたん、頭が良くなる生き物である。』というフレーズは、的を射ているな、と思わせてくれた。それは、自分がずっと「考え方」を探し求めて止まない人生を歩いているから、というと大袈裟だが、そういうところが自分にはあると思い返させてくれたからだった。また同時に「考え方だけでは、ダメなこともあるんだけどねぇ・・・」と思ってしまう自分もいた。

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