荒れた打ち方

 去年のちょうど今頃、渋谷の囲碁教室に通い始めて3ヶ月目に突入した頃。 自宅での囲碁の勉強方法を模索していた。 確かその頃だと思う。 牛窪義高 九段が著述した書籍 『碁の戦術』と『碁は戦略』を読み始めた。

 囲碁の基礎を学び始めると同時に、比較的高度な内容を独学し始めたことで、自分の碁が “背伸び” したものになっているのではないかと、その後 考えるようになった。

 運動に例えるならば、基礎の鍛錬をしていない人が、格好だけの高度な技を繰り出そうとして直ぐにボロが出てしまう。 そういう感じである。
 
 
 Ikenagaは、それほど記憶力は良くないが、今も時々その内容の一部が、頭を過ぎり思い返される。 そういう意味で大きな影響を与えている本である。 だからこそ、できるだけ見ないようにしていた。 あまり “背伸び” をしないように。
 
 
 ここ最近になって、また頭を過ぎることがあった。
 「気になるし、調べるくらいはイイか」と思い、探し調べてみたら、『碁の戦術』のテーマ12「利き筋」が、それだった。

 格言に「アタリアタリはヘボ碁の見本」というのがある。 これと多少は関係していている内容。
 
 ここには、「<利き>を打ってしまうと味気なくなる」とか、「<利き>の存在を想定して打つ」だからこそ「飛躍した石が打てる」、ということが書いてある。

 最近の対局では、無駄と分かっているのに<利き>を打っていることが沢山あった。 そういうことを考えると「丁寧な碁を打っていない」自分に気付かされる。 なんだか、荒れた感じの打ち方をしている。
 
 
 新垣 望さんには、「(指導碁で)私たちと多く打つと良い」とアドバイスをもらった。 もちろん、それに越したことは無いのだが、そうそう機会は作れない。

 どうしたものかと、とりあえず『基本布石事典』や『新早わかり 置碁小事典』の内容を並べようかと、思っている。

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