EFIマルチブート(2): SLES12, CentOS7, Fedora21, Ubuntu15.04, SL6.4, Windows8

前回に続き、今回は各ディストリビューションのインストールに関係したことなどを簡単にメモしておきます。

SUSE Linux Enterprise Server 12 (SLES 12)

SUSEからはSUSE Linux Enterprise Server 12(SLES12)とSUSE Linux Enterprise Desktop 12(SLED12) の2種類が提供されている。今回はSLES12のDVDからインストールした。
SLES 12ではスナップショット/ロールバック、サブボリューム、複数デバイスでの単一ファイルシステム構成、RAIDなど、多くの革新的な機能を持つBtrfs(B-tree filesystem)がデフォルトのファイルシステムとして採用されている。

solveig-sles12:~ # df -T
Filesystem     Type     1K-blocks      Used Available Use% Mounted on
/dev/sda13     btrfs     13062144   3721572   9080380  30% /
..............(以下はサブボリューム)
/dev/sda13     btrfs     13062144   3721572   9080380  30% /.snapshots
/dev/sda13     btrfs     13062144   3721572   9080380  30% /var/tmp
/dev/sda13     btrfs     13062144   3721572   9080380  30% /var/spool
/dev/sda13     btrfs     13062144   3721572   9080380  30% /var/opt
/dev/sda13     btrfs     13062144   3721572   9080380  30% /var/log
..............

外付けUSBディスクでファイルシステムへのデバイスの追加を試してみた。

solveig-sles12:~ # fdisk -l /dev/sdb
Device     Boot     Start        End    Sectors  Size Id Type
.........
/dev/sdb5       104892416  125863935   20971520   10G 83 Linux
/dev/sdb6       125865984  146837503   20971520   10G 83 Linux
solveig-sles12:~ # mkfs -t btrfs /dev/sdb5
solveig-sles12:~ # mkdir /mnt/sdb5
solveig-sles12:~ # mount /dev/sdb5 /mnt/sdb5
solveig-sles12:~ # df -Th /mnt/sdb5
Filesystem     Type   Size  Used Avail Use% Mounted on
/dev/sdb5      btrfs   10G   17M  8.0G   1% /mnt/sdb5
solveig-sles12:~ # btrfs device add /dev/sdb6 /mnt/sdb5
solveig-sles12:~ # df -Th /mnt/sdb5
Filesystem     Type   Size  Used Avail Use% Mounted on
/dev/sdb5      btrfs   20G   17M   18G   1% /mnt/sdb5
solveig-sles12:~ # btrfs filesystem show /mnt/sdb5
Label: none  uuid: 910c149f-1323-4158-8019-7fcb353b8585
	Total devices 2 FS bytes used 384.00KiB
	devid    1 size 10.00GiB used 2.04GiB path /dev/sdb5
	devid    2 size 10.00GiB used 0.00B path /dev/sdb6
...........

なお、NetworkManagerはSLES12には含まれておらず、SLED12に入っている。
そこで、WiFiを使うためにSLED12のDVDからNetworkManagerをインストールした。

(SUSE Linux Enterprise DesktopのDVDをドライブに挿入し、以下の手順を実行)
# zypper lr   ←リポジトリを表示
# | 別名        | 名前        | 有効     | 更新      
--+-------------+-------------+----------+-----------
1 | SLES12-12-0 | SLES12-12-0 | はい (Y) | いいえ (N)
# zypper mr -d 1  ←リポジトリSLES12を無効に設定
# zypper ar cd:///?devices=/dev/sr0 SLED-12  ←リポジトリSLED-12を追加
# zypper lr   ←リポジトリを表示
# | 別名        | 名前        | 有効       | 更新      
--+-------------+-------------+------------+-----------
1 | SLED-12     | SLED-12     | はい (Y)   | いいえ (N)
2 | SLES12-12-0 | SLES12-12-0 | いいえ (N) | いいえ (N)
# zypper search NetworkManager   ←リポジトリからNetworkManagerを検索
# unset LANG   ←日本語環境だとなぜかエラーが出る
# zypper install NetworkManager   ←NetworkManagerをインストール

X202Eには無線LANとイーサネットのコントローラチップが搭載されている。
このうち無線LANのドライバ ath9k.ko は入っているのでそのまま使えるが、イーサネットコントローラのドライバ alx.ko が入っていないので使えない。
そのうち何とかしたい。

# lspci | tail -2
02:00.0 Network controller: Qualcomm Atheros AR9485 Wireless Network Adapter (rev 01)
03:00.0 Ethernet controller: Qualcomm Atheros AR8162 Fast Ethernet (rev 10)
# modinfo ath9k | head -3
filename:       /lib/modules/3.12.28-4-default/kernel/drivers/net/wireless/ath/ath9k/ath9k.ko
license:        Dual BSD/GPL
description:    Support for Atheros 802.11n wireless LAN cards.

CentOS 7

「アプリケーション」→「アクティビティ」をクリックした時の画面

Red Hat Enterprise Linux(RHEL)のクローンとしてCentOSとScientific Linuxがあり、以前はCentOS 5を使っていたのですがプロジェクトに問題があったらしくCentOS6.0がなかなかリリースされなかった時期があり、その時にネットで調べて好印象を受けたScientific Linux 6をずっと使っていた。
その後、2014年1月にRedHatがCentOSを支援するとの発表があったこともあり、このCentOS 7リリースからまた使うことにした。

参考:
(Scientific Linux6.4の時と同じ要領でWindows8のNTFSをマウントしてアクセスできる)

Fedora21, Ubuntu15.04ではNTFSドライバのパッケージntfs-3gがISOイメージあるいは標準のリポジトリからインストールされるが、CentOS 7では標準では提供されていない。
CentOS 7ではrpmforgeリポジトリからfuse-ntfs-3gパッケージが提供されていて、これをインストールするとNTFSをマウントできる。

(yumに登録するrpmforgeリポジトリ設定のパッケージをダウンロード)
# wget http://pkgs.repoforge.org/rpmforge-release/rpmforge-release-0.5.3-1.el7....

(rpmforgeリポジトリをyumに登録)
# rpm -ivh rpmforge-release-0.5.3-1.el7.rf.x86_64.rpm

(NTFSパッケージをインストール)
# yum install fuse-ntfs-3g

(Windows8のNTFSをマウントしてディレクトリだけを表示)
# mkdir /win8
# mount -o ro /dev/sda4 /win8
# ls -F /win8 |grep /$ | awk -F'\n' '{printf "%-30s",$1}' |fold -s -w 90|sed 's/^ *//';echo
$Recycle.Bin/                 $Windows.~BT/                 Boot/                         
Intel/                        PerfLogs/                     Program Files/                
Program Files (x86)/          ProgramData/                  Recovery/                     
System Volume Information/    Users/                        Windows/                      
eSupport/   
# ls -F /win8/Users/Default/ |grep /$ | awk -F'\n' '{printf "%-30s",$1}' |fold -s -w 90|sed 's/^ *//';echo
AppData/                      Desktop/                      Documents/                    
Downloads/                    Favorites/                    Links/                        
Music/                        Pictures/                     Saved Games/                  
Videos/ 

Fedora 21

「アクティビティ」メニューのアイコン をクリックしてアプリケーションを表示した時の画面

Fedora21ではWorkstation, Server, Cloudの3種類に分かれて提供されるようになった。

Fedora 21 WorkstationFedora-Live-Workstation-x86_64-21-5.iso
Fedora 21 ServerFedora-Server-DVD-x86_64-21.iso
Fedora 21 CloudFedora-Cloud-netinst-x86_64-21.iso

今回はFedora 21 Workstationをインストールした。

上記のLive DVDを起動した後、以下の画面からハードディスクにインストールするか、Activity メニューのアイコン をクリックしてインストール。
   

Ubuntu 15.04

今回、新規にインストールしたLinuxディストリビューションの中で最初にインストールしたこともあり、マルチブートの設定はこのUbuntu 15.04のgrub.cfgで行なった。

Scientific Linux 6.4(SL6.4)

2年前にインストールしたまま。最近2年間は主にこのSL6.4を使い、随分とお世話になったが今後は今回新たにインストールした新しいディストリビューションを使う予定。

Windows 8

購入時にプリインストールされていたものをそのまま使用。
動画を変換する時、Linuxではffmpegコマンドなどがあるがそれだけではできないことも多いので、動画を編集するためのソフトをいくつかインストールして使っている。
また、固定レイアウト形式のKindle本を作成する時にKindle Comic Creatorをインストールして使った。
WindowsのファイルはSambaサーバで共有しネットワークからアクセス、あるいはマルチブートでインストールしたLinuxからWindows8のNTFSを直接マウントしてアクセスしている。