CentOS Project shifts focus to CentOS Stream:blog.centos.orgの記事から

(前回からの続き)

blog.centos.orgの記事から、重要と思われる内容をピックアップしてみました。

【5】Balancing the needs around the CentOS platform :
CentOSプラットフォームの複数のニーズのバランスを取る
          12/19/2020 Karsten Wade
【4】How RHEL is Made :
RHELはどのようにして作られるのか
          12/11/2020 Brendan Conoboy
【3】Minutes for CentOS Board of Directors for 2020-11-11 :
2020年11月11日のCentOS役員会の議事録
          12/11/2020 Thomas Oulevey
【2】CentOS Stream is Continuous Delivery :
CentOS Stream は継続的デリバリです
          12/11/2020 Stef Walter
【1】CentOS Project shifts focus to CentOS Stream :
CentOSプロジェクトはCentOS Streamにフォーカスを移します
          12/8/2020 Rich Bowen

注意) 以下の日本語の文章は私の抄訳、(かなりの)意訳です。
(DeepL翻訳を利用しています。とても強力で、お勧めです。他の選択肢としてはgoogle翻訳があります。)
正確を期すためには、原文の英文(URL掲載)を参照してください。

【5】Balancing the needs around the CentOS platform

https://blog.centos.org/2020/12/balancing-the-needs-around-the-centos-pl...
12/19/2020 Karsten Wade

※ 重要な内容と思いますが、長いので、特にポイントと思われる箇所を抜粋しています。

ワークロードに適した堅牢で信頼性の高いディストロ(distro)をコミュニティに提供するのがCentOSブランドの強みであり、これをCentOS Streamで実現できると確信しています。

CentOS Linuxでは解決できないオープン性のギャップをCentOS Streamが解決できると確信していますし、また、可用性のギャップに疑問を抱いているユーザのワークロードの約95%をCentOS Streamがカバーできると確信しています。

ビジネス上の意思決定を行う際のニーズやプロセスと、オープンコミュニティでの意思決定を行う際のニーズやプロセスのバランスをとるのは難しいことです。間違いなく、Red Hat はこの困難な細いライン上で頑張ってきた最高の組織のひとつです。もし私たちのコードを信頼してここまでの期間を運用しているのであれば、私たちがここで適切な判断を下すことを信頼して下さい。Red Hat と CentOS 役員会があなたと一緒に、コミュニティを次の章へと導くために働くことを信頼して下さい。

【原文】⇒引用した原文はこちら

【4】How RHEL is Made

https://blog.centos.org/2020/12/how-rhel-is-made/
12/11/2020 Brendan Conoboy

CentOS Linux を使用している多くの人々は、CentOS Stream 8 が自分たちの使用に適したディストリビューションになるのか、テストされているのか、安定したもの(stable)になるのか、と疑問に思っています。
CentOS Stream に何を期待できるかは、Red Hat Enterprise Linux がどのように構築されているかを知るのが一番です。 さっそく見てみましょう。

1)
RHELのマイナーリリースは、前のリリースをベースにアップストリームからのバックポートを追加します。多くの場合、RedHatの開発者がこれらのパッチの開発者ですが、まずはアップストリームのテストを通過しなければなりません。
2)
アップストリームの変更をRHELに採用するかどうかはチームによって決定されます。
チームは大規模で、開発者、品質エンジニア、サポートスタッフ、プロダクトのオーナー、および様々なパートナーから構成されています。
採用の決定がなされると、開発者と品質エンジニアはコードを書き始めます。
開発者は完全なコードを書こうとし、品質エンジニアはコードの欠陥を見つけるための一連のツールを作成します。このプロセスを通過すると次にRedHatでのテストとなります。
3)
RedHatのテストでは、ユニットテスト、システムテスト、カーネルおよびユーザ空間のABI適合性テスト、パフォーマンステスト、依存性テスト、アーキテクチャテスト、ドライバテスト、負荷テストなど、あらゆるもののためのテストを書きます。
このテストを通過すると次にインフラストラクチャでのテストとなります。
4)
     1. 変更はビルドされ、CIシステムがビルド上で一連のテストを実行します。(まだビルドは一般的な使用のために利用可能にはなっていません)
     2. このテストに合格した場合、コード変更に特化した事前検証の第二ラウンドが行われます。 (まだ十分ではありません)
     3. このテストに合格した場合、その変更は暫定的にerrataシステムに含まれ、さらなる検証の対象となります 。(まだ公開する準備ができていません)
     4. 体系的な一連のテストが、すべてが結合された状態で実行され、全体機能を検証します。
     5. このテストに合格した場合、ビルドはCentOS Stream システムが利用可能なアップデートとなります。
このシステムのビジョンとアーキテクチャの詳細については、CentOS Stream is Continuous Delivery を参照してください。
5)
この作業は現在、RHEL 8.4とCentOS Stream 8で行われています! これらの RHEL ビルドが検証されると同時に、CentOS Stream にも配信されます。

【原文】⇒引用した原文はこちら

【3】Minutes for CentOS Board of Directors for 2020-11-11

https://blog.centos.org/2020/12/minutes-for-centos-board-of-directors-fo...
12/11/2020 Thomas Oulevey

役員会は幹部会議に入り、Red Hat の CTO である Chris Wright が参加し、CentOS Linux と CentOS Stream に関する Red Hat の計画を発表し、その後、論議が行われました。

提案されている変更によって影響を受けるユーザーのコミュニティについての議論に続いて、Chris Wright は、Red Hat が RHEL Developer プログラムを再構築し、拡大していることに言及しました。詳細はRed Hat の標準的なチャネルを通じて通知されます。

以下の決議は、役員会の過半数の賛成で承認されました。

CentOS Stream 8 はRHEL 8 のフルサポートフェーズへの貢献を継続。承認。
CentOS Stream 9 は RHEL 9 Betaとともに 予定通り開始。承認。
CentOS Linux 9 は開始しない。承認。
CentOS Linux 8は2021年12月に終了。承認。

発表と、詳細なFAQの準備は来週中に行うことにします。

【原文】⇒引用した原文はこちら

【2】CentOS Stream is Continuous Delivery

https://blog.centos.org/2020/12/centos-stream-is-continuous-delivery/
12/11/2020 Stef Walter


"Always Ready RHEL "の取り組みは、現在はCentOS Streamとして継続的デリバリ(Continuous Delivery)により行われています。RHELのnightly composes(nightly build)はCentOS Streamで配信されます。
継続的デリバリのポイントは、各リリースを前のリリースと同じくらいstableにすることです。配信は毎日行われます。
素人目には、CentOS Streamはすでに RHEL と同じくらいstableです。
しかし、このチャレンジは他に類を見ないものであり、RHELのエンジニアはそれを認識しています。異なる複数のチームがRHELを統合する作業は、upstreamのコミュニティと同じくらい多様です。しかし非常に多くの人々が一緒になり、この目標の異なる側面に向かって作業を繰り返しているので、継続的デリバリを現実のものにできると確信しています。

          原図: https://blog.centos.org/wp-content/uploads/2020/12/fedora-centos-stream-... より

技術的に言えば、CentOS StreamとRHELのアップデートは、同じソースからビルドされた2つのバイナリパッケージです。更新プログラムは、RHELのnightly buildに公開されている場合に限り、CentOS Streamに公開されます。したがって、RHEL のnightly buildは、あなたが取得する CentOS Stream アップデートです。いったんFedoraから分岐すると、私たちの開発はそれぞれの変更が以前に行ったすべての一番上に、新しく統合されます。アップデートは、RHELの未発表のマイナーアップデートに公開された場合にのみ、CentOS Streamにプッシュされます。RHELの顧客は、後にこれらのそれぞれをRHEL Errataアップデートとして見ることになります。

これらの変更はバグ修正であれ、機能であれ、CentOS Streamに到着する前に自動テストでテストされ、品質工学のプロセスで検証されます。

Streamに直接に、そしてすぐに表示されない唯一の作業は、すでにリリースされているRHELのマイナーバージョン自体に対する作業です(図では「errata」と表示されています)。多くの場合、この作業はNDAの下で行われたり、禁輸されていたり、あるいは、既にCentOS Streamに含まれている変更点のバックポートとなっています。

CentOS Stream はRHEL と同じようにstableであることを意図しています。これは継続的デリバリの基本です。
ただし、RHELでリリースされているプロダクトでも、完全にstableということはなく、バグはあります。

【原文】⇒引用した原文はこちら

【1】CentOS Project shifts focus to CentOS Stream

https://blog.centos.org/2020/12/future-is-centos-stream/
12/8/2020 Rich Bowen

12/16/2020 の記事で最初に取り上げた内容です。

⇒【次回に続く】