文書(主に技術文書)の規格、など: S1000D,SGML,XML,DSSSL, XSL,DocBook,HTML,CSS,Markdown,etc.

技術文書の主要な標準規格やアプリケーションについてまとめてみました。
(※ ここに書いた内容は、「参考URL」の主にウィキペディアのページから多くを引用/抄訳しています。)

規格 カテゴリ 採用している組織/適用分野
S1000D 技術出版物の制作に関する国際仕様 軍用・民生用製品、出版、建設、方針/手続き、法的文書、組織的文書、etc
SGML
( Standard Generalized Markup Language )
マークアップ言語 アメリカ国防総省、厚生労働省、製薬会社、特許庁
・適用分野:新薬申請、航空機、船舶、自動車
DSSSL
( Document Style Semantics and Specification Language )
スタイルシート言語 SGML, XML
XML
( Extensible Markup Language )
マークアップ言語 多用途:自動組版、電子商取引、コンテンツ定義/コンテンツ管理、etc
XSL
( Extensible Stylesheet Language )
スタイルシート言語 XML
DTD
( Document Type Definition )
スキーマ言語 SGML, XML
XML Schema スキーマ言語 XML
DOM
( Document Object Model )
プログラミングインターフェイス XML, HTML
DITA
(Darwin Information Typing Architecture)
アーキテクチャ XML, XLST
DocBook マークアップ言語 GNOME技術文書、Linuxカーネル技術文書(以前。現在はSphinxに移行)
TeX マークアップ言語, 組版処理システム 数学論文、技術文書
HTML
(HyperText Markup Language)
マークアップ言語 Web
XHTML
(Extensible HyperText Markup Language)
マークアップ言語 Web
CSS
(Cascading Style Sheets)
スタイルシート言語 HTML
Markdown マークアップ言語 Stack Overflow, Reddit, GitHub, READMEファイル
JSON
(JavaScript Object Notation)
データ交換フォーマット データ交換、設定ファイル
YAML
(YAML Ain't Markup Language)
データ交換フォーマット データ交換、設定ファイル
PostScript, EPS ページ記述言語 プリンター
PDF
(Portable Document Format)
電子文書ファイル形式 電子文書の公開・配布
EPUB 電子文書ファイル形式 電子文書の公開・配布
ODF, OpenDocument
(Open Document Format for Office Applications)
文書ファイル形式 オフィスソフト
Amazon Kindle Kindle端末(Kindle Fire)、Kindleアプリ、Kindle電子書籍 電子書籍Kindleのリーダー
calibre アプリケーション 電子書籍リーダー/管理ソフト
Microsoft Word アプリケーション ワードプロセッサ
Libreoffice Writer アプリケーション ワードプロセッサ
InDesign アプリケーション DTPソフトウェア

関連用語

用語 説明
マークアップ言語 文章中に指示(タグ、命令)を挿入(マークアップ)して文字の形や大きさ,段落,見出しなど、文章の構造と体裁を指定するための言語。
HTML、SGML、XML、などがある
スタイルシート言語 構造化文書(HTML, SGML, XMLなど)のスタイル/レイアウトを記述する言語。
CSS、DSSSL、XSL、などがある
スキーマ言語 XMLやSGML等で文書を作成する際、その文書構造を定義する言語。
DTD、XML Schema、などがある
ページ記述言語 プリンタに対して描画を指示するための言語。
PostScript、PCL(ヒューレット・パッカードが開発)、LIPS(キャノンが開発)などがある
組版 文章、図、表を含む原稿を、スタイル/レイアウト指定に従って紙面に配置する作業
DTP DTP(Desktop publishing)は組版をPCで行い、プリンタに出力する
オーサリング オーサ(author:作者)がコンテンツを作成する作業。
コンテンツを作成するためのアプリケーションをオーサリングツールと言う

● S1000D
・S1000Dは技術出版物の制作に関する国際的な仕様
・技術系以外の出版物や、プロセスとコントロールが必要なビジネスにも利用可
・欧州航空宇宙・防衛産業協会(ASD:AeroSpace and Defence Industries Association of Europe )によって策定され、 現在はASD、米国航空宇宙工業会(AIA:The United States' Aerospace Industries Association )、航空輸送協会(ATA:the Air Transport Association)の役員と、この仕様を採用しているほとんどの国の産業界および防衛省の代表者で構成されるS1000D運営委員会が作成している。
・情報をXMLエレメントとメタデータで構成されたデータモジュール(DM)と呼ばれる個々のデータアイテムとして作成する。
・DMとそれを支えるコンテンツ(グラフィック、マルチメディア、出版情報、トレーニングパッケージなど)は、CSDB(Common Source Database)によって保存・管理される。
・CSDBには製品のIETP(Interactive Electronic Technical Publication)に必要なすべてのコンポーネントが含まれている。
・IETPは独立した個々のマニュアルであるIETM(Interactive Electronic Technical Manual) から構成される。
・IETMは印刷された(紙やシンプルなページ表示の)マニュアルから、完全対話型のデジタルマニュアルまで、XMLの柔軟性により様々な種類がある。

以下はS1000Dによる出版の概略図です。

・参考URL:
https://s1000d.org/?page_id=101
https://en.wikipedia.org/wiki/S1000D
https://www.aia-aerospace.org/wp-content/uploads/2018/12/S1000D-User-For...
https://www.docuneering.com/s1000d/publishing/xml-pub-mod-to-pdf/
https://www.onestrand.com/s1000d-software-suite/s1000d-authoring/
https://www.adobe.com/content/dam/acom/en/products/framemaker/whitepaper...
https://www.fujifilm.com/fb/company/news/release/2021/71366

● SGML (Standard Generalized Markup Language)
・SGMLはマニュアルなどの文書のためのマークアップ言語
・以下の組織で採用されている。
アメリカ国防総省、IBM社、CERN(欧州原子核研究機構)、フランス:エアバス社、フランス軍
日本:厚生労働省(新薬申請)、製薬会社、特許庁、航空機産業、防衛産業、自動車産業
・電子文書は特定のワープロソフトを用いた場合、バージョンが上がると正しく読めなくなるという問題が起きることがあるが、上記のような分野では長い年月にわたって読むことができなければならず、また異なったアーキテクチャを持つシステム間でも、大規模プロジェクト文書を共有する必要がある。そこで、プレーンテキストのみを用いて、「タグ」を使うことによってデータに意味を持たせるSGMLが設計された。
・SGMLは「インスタンス」、「DTD」、「SGML宣言」の3つで構成されている。
・スタイルシート言語として、DSSSLがある。

・参考URL:
https://en.wikipedia.org/wiki/Standard_Generalized_Markup_Language
https://ja.wikipedia.org/wiki/Standard_Generalized_Markup_Language
・参考書籍:「Practical SGML」
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0014D4T8Q/ref=ppx_yo_dt_b_d_asin_ti...

● DSSSL (Document Style Semantics and Specification Language)
・DSSSL(「ディッセル」と読む)はSGML文書およびXML文書のスタイルシート言語
・DSSSLを処理する商用ソフトウェアとしては、唯一、DSSSLprintNEXTPublisher がある。オープンソースではOpenJadeがある。

・参考URL:
https://ja.wikipedia.org/wiki/Document_Style_Semantics_and_Specification...
https://www.dsssl.info/first_dsssl/
https://www.dsssl.info/learning_dsssl/01-05-02_openjade/
・参考書籍:「The DSSSL Book: An XML/SGML Programming Language」
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B000SB9X0O/ref=ppx_yo_dt_b_d_asin_ti...

● XML (Extensible Markup Language)
・個別の目的に応じたマークアップ言語群を作成できるため、汎用的に使えるマークアップ言語。
・SGMLからの移行を目的として開発された。文法はSGMLの構文解析器と互換性を保つようにSGMLのサブセットに定められてシンプルになり、機能はSGMLに無いものが追加されている。
・データ交換のための汎用のデータ形式。
・文書を構造化(木構造)して記述でき、JSONやYAMLと同様にデータを直列化 (シリアライズ)できる。
・参考:Linuxの場合、仮想化ソフトKVMのゲストOSの定義ファイル(/etc/libvirt/qemu/{ゲストOS名}.xml)、仮想ネットワークの定義ファイル(例:/etc/libvirt/qemu/networks/autostart/default.xml)、firewalldの定義ファイル(例:/etc/firewalld/zones/public.xml)などにXMLを使用している。

・参考URL:
https://ja.wikipedia.org/wiki/Extensible_Markup_Language

● XSL (Extensible Stylesheet Language)
・XML文書から組版などの変換を行うための言語。以下の3つの仕様から構成されている。

XSLT ( XSL Transformations):XML文書を構造の異なるXML文書などに変換するための変換言語
XPATH ( XML Path Language):ML文書の特定の部分(要素、属性、テキストなど)を指定する
XSL-FO ( XSL Formatting Objects):文書の組版を記述する言語

・参考URL:
https://ja.wikipedia.org/wiki/Extensible_Stylesheet_Language

● DTD (Document Type Definition)
・SGMLおよびXMLにおいて、文書構造(文書型)を定義するためのスキーマ言語。
・SGMLやXMLの文書内の要素やその発生順序、発生回数、要素がもつ属性、属性の型などを記述することができる。
・XMLではSGML DTDのサブセットを使用する。
・DTDはXML namespaceに対応していないなどの問題があり、この問題を解決するために新たなスキーマ言語としてRELAX NGやW3C XML Schemaなどが開発され、それらを採用する事例が増えている。

・参考URL:
https://ja.wikipedia.org/wiki/Document_Type_Definition

● XML Schema
・XMLにおいて、文書構造(文書型)を定義するためのスキーマ言語。
・XML Schema自体がXMLにより記述される仕様となっていること、データ型やXML名前空間の定義が扱えることからDTDよりもXMLに適したスキーマ言語となっている。

・参考URL:
https://ja.wikipedia.org/wiki/XML_Schema

● DOM (Document Object Model)
・HTMLドキュメントやXMLドキュメントなどのマークアップされた文章をオブジェクトの木構造モデルで表現することで、ドキュメントをプログラムから操作可能にする仕組み。
・ドキュメント内のマークアップによって区切られるまとまりをオブジェクトとして扱う。DOMにおいてオブジェクトはNodeと呼ばれる。Nodeは入れ子構造をとるため、これを木構造(親Nodeと子Nodeの入れ子構造)でモデル化できる。

・参考URL:
https://ja.wikipedia.org/wiki/Document_Object_Model
https://en.wikipedia.org/wiki/Document_Object_Model

● DITA (Darwin Information Typing Architecture)
・技術情報を制作・発行・配布するためのXMLに基づいたアーキテクチャ。
・「トピック」と「マップ」が基本要素として定義されている。
・トピックは、自己完結したコンテンツ素材を示す単位。
・マップは、ある制作目的のために、必要なトピックへの参照を集めた文書を定義する。
・一連のトピックとマップを、XSLTなどの関連技術で処理することにより、最終形式の著作物を生成する。
・基本要素を継承し、特殊化することで目的に合わせた情報アーキテクチャを構築することが可能となる。
・この継承の概念により、ダーウィンの名が冠せられている。

・参考URL:
https://ja.wikipedia.org/wiki/Darwin_Information_Typing_Architecture

● DocBook
・DocBookは技術文書のためのマークアップ言語
・DockBookで作成した文書はHTML・EPUB・PDF・manページ・HTMLヘルプなどの様々なフォーマットで出力できる。

・参考URL:
https://ja.wikipedia.org/wiki/DocBook
・参考書籍:「DocBook: The Definitive Guide」
https://www.amazon.co.jp/DocBook-Definitive-Guide-Norman-Walsh/dp/156592...
https://tdg.docbook.org/tdg/5.2/

● TeX
・TeX(「テックあるいは「テフ」と読む」)は、数学者のドナルド・クヌース (Donald E. Knuth) が開発し、その後も拡張が続けられている組版処理システム

・参考URL:
https://ja.wikipedia.org/wiki/TeX

● HTML (HyperText Markup Language)
ハイパーテキストを記述するためのマークアップ言語。Webページを表現するために用いられる。
・SGMLを元に開発された。

・参考URL:
https://ja.wikipedia.org/wiki/HyperText_Markup_Language

● XHTML (Extensible HyperText Markup Language)
・SGMLで定義されていたHTMLをXMLの文法で定義しなおしたマークアップ言語
(2009年、W3Cは開発を正式に中止)

・参考URL:
https://ja.wikipedia.org/wiki/Extensible_HyperText_Markup_Language

● CSS (Cascading Style Sheets)
・HTMLやXMLの要素をどのように修飾(表示)するかを指示する。
・文書の構造と体裁を分離させるという理念を実現するために提唱されたスタイルシートの具体的な仕様の一つ。

・参考URL:
https://ja.wikipedia.org/wiki/Cascading_Style_Sheets

● Markdown
・文書を記述するための軽量マークアップ言語
・参考:Linuxでは、atomエディタで Markdownファイル(.md)の表示/編集ができる。
以下のURLから対応するOSのパッケージをダウンロード。
https://github.com/atom/atom/releases/

・参考URL:
https://ja.wikipedia.org/wiki/Markdown

● JSON (JavaScript Object Notation)
・データ記述言語の1つ。
・軽量なテキストベースのデータ交換用フォーマット。プログラミング言語を問わず利用できる。
・名称と構文はJavaScriptにおけるオブジェクトの表記法に由来する。
・参考:OpenStackではサービスのAPIにREST形式+JSONデータを利用している。また、role(ユーザとプロジェクトの組み合わせに対して割り当てる役割)が実行可能な機能を定義するポリシーの設定ファイル(policy.json)にJSON形式を使用している。
・以下のサイトで、JSON<=>YAMLの変換ができます。
https://onlineyamltools.com/convert-yaml-to-json
https://codebeautify.org/yaml-to-json-xml-csv

・参考URL:
https://ja.wikipedia.org/wiki/JavaScript_Object_Notation

● YAML (「YAML Ain't a Markup Language」。再帰的頭字語)
・構造化データやオブジェクトを文字列にシリアライズ(直列化)するためのデータ形式。
・参考:Kubernetesのマニフェスト、AnsibleのPlaybookなどでYAMLが使われている。
・以下のサイトで、YAML<=>JSONの変換ができます。
https://onlineyamltools.com/convert-yaml-to-json
https://codebeautify.org/yaml-to-json-xml-csv

・参考URL:
https://ja.wikipedia.org/wiki/YAML

● PostScript, EPS
・PostScriptはアドビが開発しているページ記述言語。 計算・処理と共に描画命令を実行することができる。
・PostScriptはスタック指向型のプログラミング言語。事前にデータをスタックに格納し、後の命令がデータを処理する、逆ポーランド記法
・Encapsulated PostScript(EPS):PostScriptをベースとし、バウンディングボックスやプレビュー画像等の他のメディアに埋め込む際に必要な情報を補った画像ファイルフォーマット。
・PostScript/EPSビューワ:Evince(Linux)
・参考:
PostScriptとEPSのサンプルファイル(alphabet.ps,colorcir.ps, golfer.eps, etc )が以下にあります。
https://www.ghostscript.com/doc/current/Psfiles.htm
CentOSやFedoraの場合、WebブラウザでファイルのリンクをクリックするとEvinceが起動して、内容が表示されます。ダウンロードして、viなどのエディタで開くとソースコードの表示/編集ができます。

・参考URL:
https://ja.wikipedia.org/wiki/PostScript
https://ja.wikipedia.org/wiki/Encapsulated_PostScript

● PDF (Portable Document Format )
・デジタルデバイス上でアプリケーションやOS、ハードウェアに依存せず文章や図版を表示するために開発され、ISO 32000で国際標準化された電子文書ファイル形式。
・PostScriptをベースにAdobeが開発し、1993年にAdobe Acrobatで初めて採用された。
・PDFの技術的特徴は以下。
- レイアウトとグラフィックを生成するためのPostScriptページ記述言語のサブセット
- 異環境での表示のためのフォントの埋め込み、代替の仕組み
- 文書、グラフィック、添付ファイルを単一ファイルにまとめて圧縮する構造化ストレージ
・PostScriptの持っているプログラミング言語としての機能はなく、HTMLなどと同様のデータ記述言語。PostScriptのif やloopといったプログラム用命令は取り除かれている。一方linetoなどは残されている。
・PDFビューワ:Adobe Acrobat Reader 、Evince(Linux)
・PDF編集ソフト: PDF-XChange Viewer(MS Windows)
参考:MS Windowsのソフトなので、 私はWine上で使っています。⇒こちら

・参考URL:
https://ja.wikipedia.org/wiki/Portable_Document_Format

● EPUB
・国際電子出版フォーラム (International Digital Publishing Forum, IDPF)が策定した電子書籍のファイルフォーマット規格。
・「EPUB」は"Electronic PUBlication"の意味を持ち「epub」「ePub」などと表記される場合もある。
・EPUBはXML、XHTML、CSSおよびZIPに基づいた規格。電子書籍ファイルの標準。
・EPUBファイルはXHTML形式のコンテンツがZIPによって圧縮されている。ファイル拡張子は「.epub」。

・参考URL:
https://ja.wikipedia.org/wiki/EPUB

● ODF, OpenDocument
・ODF(Open Document Format for Office Applications )はOpenOffice.orgが利用していたドキュメントファイルフォーマットを元に策定された、オフィスソフト用の文書ファイルフォーマット。ODFは国際標準規格(ISO)となっている。
・OpenDocumentとも呼ばれる。
・テキスト、表計算(スプレッドシート)、プレゼンテーションの他、数式、グラフィックドキュメント、データベースの各形式を単一の規格でサポート。
・ファイルの種類には、ワードプロセッサ(.odt)、表計算(.ods)、プレゼンテーション(.odp)、図形(.odg)などがある。
参考URL: https://ja.wikipedia.org/wiki/OpenDocument#ファイルの種類
・ODFファイルは複数のXMLファイルをZIP形式で圧縮。
・オープンソースのオフィススイートであるLibreOfficeは標準のファイルフォーマットとしてODFを採用している。
・参考:Microsoftが策定した同様の規格として「Office Open XML(OOML)」がある。
OOMLにはOOXML Transitional(Microsoft独自規格)とOOXML Strict(国際標準規格)があり、MicrosoftオフィスはOOXML Transitionalを標準フォーマットとして採用している。

・参考URL:
https://ja.wikipedia.org/wiki/OpenDocument
https://en.wikipedia.org/wiki/OpenDocument

● Amazon Kindle
・Kindle端末としてはKindle Fireが販売されている。タブレット/スマートフォン用のKindleアプリは無料でダウンロード/インストールができる。また、Kindle Cloud ReaderによりWebブラウザでKindle書籍を読むことができる。
・Kindle書籍にはリフロー型と固定レイアウト型がある。リフロー型では書籍内の文字列検索やリンクを辿ることができる。固定レイアウト型は画像形式で、コミックなどの書籍はこの形式になる。
・Kindle書籍のフォーマット:従来はHTML5 および CSS3 をベースにしたAZW形式(MOBI形式)。現在はKindle Format 8 (KF8)。
・Kindle書籍を作成する場合のAmazonの推奨形式は、Microsoft Word (DOC/DOCX)、KPF(Kindle Package Format)、またはEPUB。
KPFはKindle Create(日本語サポートはなし?) で作成する。
従来のAZW形式の場合は最終的にMOBIに変換していたが、現在はMOBI形式は固定レイアウト型の場合のみとなっている。
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・参考: KDP(Kindle Desktop Publishing)
電子書籍を自社/個人で出版するには、KDPを利用してKindle版を出版する方法があります。
https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/

販売価格と印税(ロイヤリティ)は以下のようになります。
https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/help/topic/G200634500#70%
出版者は、出版する個々の電子書籍について、以下に示す 35% のロイヤリティ オプションと
70% のロイヤリティ オプションの 2つのうちどちらかを選択できます。

https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/help/topic/G200634560

希望小売価格の要件 (日本円)      最低希望小売価格    最高希望小売価格
35% のロイヤリティ オプション      ¥ 99               ¥ 20,000
70% のロイヤリティ オプション      ¥ 250              ¥ 1,250

注1) 無料で配信することはできません。
注2) 以前、2018年にKDPでKindle版を出版した時、米国IRSから課税されないためには免税申請が必要だったのですが、
参考URL:
https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/help/topic/G200641090
以下のページを見ると、現在は免税申請は必要ないのかも知れません。
https://bookissue.biz/blog/support/menze.html
http://soutai40.com/archives/blog-entry-39418.html

弊社 ナレッジデザインでは以下の2冊をKindle版で販売しています。
(ホームページで製本版を、アマゾンでKindle版を販売。)
https://amzn.to/3BFQ0SQ
「OpenStack構築運用トレーニングテキスト - OPCEL認定試験 Ver.2.0対応」
https://amzn.to/3jKnXeV
「Linuxセキュリティ - LinuC/LPIC3 303 Version 2.0 対応」

以下は、弊社スタッフによるKindle版作成のブログ記事です。
http://kwd-corp.com/maho/?q=node/18
http://kwd-corp.com/maho/?q=node/19
http://kwd-corp.com/maho/?q=node/20
http://kwd-corp.com/maho/?q=node/21
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・参考URL:
https://ja.wikipedia.org/wiki/Amazon_Kindle
https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/help/topic/G200634390
「サポートされている電子書籍のファイル形式 」
https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/help/topic/G200735480
「KDP ツールとリソース」
https://www.itmedia.co.jp/ebook/articles/1110/25/news079.html
「Amazon、MOBIの後継として「Kindle Format 8」を発表」(2011年10月25日)
https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/help/topic/GULSQMHU5MNH4EZM#reflowable
「リフロー型の MOBI のサポートに関してよく寄せられる質問 (FAQ) 」

● calibre
・calibre(キャリバー)は電子書籍リーダー/管理ソフト。(英国:calibre、米国:caliber)
・電子書籍ファイル形式の変換機能を持つ。EPUB, HTML, MOBI, PDF,その他, 多様な形式に対応。
・参考:Linuxの場合は以下のページに書かれているコマンドラインでインストールできます。
https://calibre-ebook.com/download_linux
「sudo -v && wget -nv -O- https://download.calibre-ebook.com/linux-installer.sh | sudo sh /dev/stdin」

少し古いですが(バージョン0.9.13。現在は5.27.0)、インストール、機能、青空文庫を読む手順を以前にブログ記事に書いたので参考にして下さい。⇒ こちら

青空文庫
著者の没後70年以降(2018年12月30日施行の改正著作権法による。それより以前は没後50年)、および、著者が許諾した作品のテキストを公開しているインターネット上の電子図書館。ボランティアで運営されている。
石川啄木(1886~1912)、夏目漱石(1867~1916)、森鴎外(1862~1922)、芥川龍之介(1892~1927)、中里介山(1885~1944)、吉川英治(1892~1962)、高見順(1907~1965)、梅埼春夫(1915~1965)、などの作品が、Webブラウザで横書きあるいは縦書きで読める。
また、ファイルをダウンロードして、calibreなどの電子書籍リーダーで読める。

・参考URL:
https://calibre-ebook.com/ (作者Kovid Goyalによる機能/操作方法の説明の動画があります)
https://ja.wikipedia.org/wiki/Calibre

● Microsoft Word
・マイクロソフトがWindows、Android、macOSおよびiOS向けに販売している文書作成ソフトウェア。
・Microsoft Excelとともに、同社のオフィススイート、Microsoft Officeの中核をなすアプリケーション。

・参考URL:
https://ja.wikipedia.org/wiki/Microsoft_Word

● Libreoffice Writer
・オープンソースのワードプロセッサ。
(MPL、LGPLなど、複数のオープンソースライセンスで配布されている)
・オフィススイートのLibreOfficeに含まれるアプリケーションの1つ。
・The Document Foundationによって開発が行われている。
・LibreOffice Writerは、標準のファイルフォーマットとしてODFを採用している。
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・参考:テンプレートとスタイル
( https://help.libreoffice.org/3.4/Writer/Templates_and_Styles/ja )
テンプレートとは、固有の書式スタイル、画像、表、オブジェクト、およびその他の情報が含まれているドキュメントのことです。こうして作成されたテンプレートは、新規ドキュメントを作成する際のひな形として利用できます。たとえば、必要な段落や文字のスタイルを設定したドキュメントをテンプレートとして保存しておけば、このテンプレートを用いて、同じスタイルで新規ドキュメントを何度でも作成することができます。

別途指定しないかぎり、LibreOffice の新しいテキストドキュメントはすべて標準のテンプレートを使用します。

LibreOffice には、ビジネスレターなどを文書ドキュメントで作成する際にひな形として利用できる、各種の事前定義されたテンプレートが用意されています。
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・参考:ドキュメントテンプレートを作成する
( https://help.libreoffice.org/3.4/Writer/Creating_a_Document_Template/ja )
テンプレートを作成して、新規作成する文書ドキュメントのひな形とすることができます。

  1. ドキュメントを新規作成して、必要な内容の入力と書式設定を行います。
  2. メニュー ファイル → ドキュメントテンプレート → 保存 を選択します。
  3. 新しいドキュメントテンプレートボックスに新しいテンプレートの名前を入力します。
  4. 分類で任意のテンプレート分類を選択します。
  5. OK をクリックします。

テンプレートを元にしたドキュメントを作るには、ファイル → 新規作成 → テンプレートとドキュメントを選び、希望のテンプレートを選択し開くをクリックします。
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・参考URL:
https://ja.wikipedia.org/wiki/LibreOffice_Writer

● InDesign
・Adobeが販売するDTPソフトウェア。

・参考URL:
https://ja.wikipedia.org/wiki/Adobe_InDesign
https://adobe.ly/3E906NV